“水のご縁”から始まった「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業」。平成27年（2015年）には共同文化事業の一環として、神山湧水を活かす世界にただ一つの「神山湧水珈琲」をつくらせていただきました。奉納開始から10年の節目となる今年、神社の豊かな自然の中で、四季折々の風景とともにコーヒーを愉しめる特別な体験催事を、令和7年6月12日～15日の期間限定で開催しました。
第一弾となる今回は、初夏の季節に併せてきれいな川の水辺に生息すると言われる「蛍」をテーマにいたしました。
▲「神山湧水珈琲ドリップパック奉納奉告祭」の様子
催事開催に先立ち、6月11日には「神山湧水珈琲ドリップパック奉納奉告祭」が本殿（国宝）にて執り行
われました。
味の素AGFは平成27年（2015年）より、上賀茂神社の式年遷宮にあわせて開発した「神山湧水
珈琲」の奉納を継続し、様々な祭事などでお配りいただいています。
文化事業開始以来10年間累計で、ドリップパックコーヒー（1杯用レギュラーコーヒー【非売品】）
24万杯を奉納させていただきました。
▲プレスデーの開会セレモニーにて
（左から）デカボアンバサダー 島俊輔さん、大阪公立大学 平井教授、味の素AGF 島本社長、上賀茂神社 髙井宮司、京都市 岡田副市長、Earth hacks関根社長、デカボアンバサダー 田中寿美礼さん
奉納奉告祭後には、メディア向け体験会が開かれ、京都市の岡田憲和副市長も出席する中で、取り組み
の背景と意義が紹介されました。
本催事は、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型プラットフォームを展開するEarth
hacks株式会社に、催事前の環境保全活動と、催事期間中のマイボトル持参促進活動という両側面から
本催事をサポートいただきました。
本催事に先立ち実施した、神社境内に流れる「ならの小川」の環境整備では、環境動物昆虫学を専門と
する大阪公立大学平井規央教授による指導のもと京都在住の地元学生に、蛍の生息環境である水辺の
清掃などをしていただきました。
＊環境保全活動の詳細はこちら
本催事では蛍観賞の前に、上賀茂神社の神職による講話を通じて神山湧水
の歴史や、味の素AGFと上賀茂神社の「水」が結んだご縁を学び、夜間
特別参拝をしました。通常は入ることが出来ない門の奥、国宝・本殿の前
から参拝し、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている上賀茂神社の歴史
などについて教えていただきながら境内を巡りました。
夜間特別参拝後は、境内に流れる「ならの小川」沿いを歩きながら蛍が飛び
交う様子を観賞しました。
日常では見られないゲンジボタルとヘイケボタルが飛び交う様子に、お客様
からは「幻想的な蛍の光と、特別な体験に感動するとともに、環境保全への
意識が高まるきっかけとなった」との声がありました。
▲京都の老舗和菓子店・亀屋良長オリジナル和菓子
「烏羽玉・錦玉セット」と、神山湧水珈琲
最後の「夜カフェ体験」では、重要文化財である「庁屋」が、建物本来の雰囲気を生かした特別なカフェ
空間に生まれ変わり、「神山湧水珈琲」と和菓子をお愉しみいただきました。
ご用意した和菓子は京都の老舗和菓子店・亀屋良長様にホタルと初夏をイメージして作っていただいた
オリジナル「烏羽玉・錦玉セット」。
蛍観賞後、参加された皆様は、特別で神秘的な夜のひとときを愉しまれました。
お土産には、上賀茂神社に奉納された「神山湧水珈琲ドリップパック」をお渡しさせていただきました。
催事期間中、上賀茂神社境内のお休み処では、「マイボトル持参」を条件に、Earth hacks が提供する、
製品やサービスにおけるCO2排出量の削減率をスコア化した指標「デカボスコア」に応じたコーヒーの
割引も実施しました。
デカボスコア（Earth hacksが提供）とは、製品やサービスにおけるCO2排出量*の削減率をスコア化
した指標で、マイボトルで神山湧水珈琲を飲用した場合のデカボスコアは、アイスが76%、ホットが
51%になります。使い捨ての容器で飲用する場合と比較することで、脱炭素アクションの取り組み方を
分かりやすく示しています。
*CO2排出量とはCO2e（温室効果ガス相当量）を指します。
※本施策は、催事期間をもって終了しております。
