ニュースリリース

2013年5月21日

東北 器の絆プロジェクト
「会津本郷焼宗像窯」火入れ式を挙行
〜東日本大震災の被災窯元の修復完了〜

AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 社長 村林 誠)では、一杯のコーヒーとそれをたのしむ“器”を通して、おいしさとくつろぎをお届けしたいという想いから、東日本大震災で被災した東北四県(青森県、岩手県、宮城県、福島県)の窯元の復興支援を図る「東北 器の絆プロジェクト」を、2012年3月1日より実施しております。

この度、その支援先となる会津本郷焼宗像窯(あいづほんごうやきむなかたがま)(福島県会津美里町、当主:宗像利浩)の登り窯の修復作業が完了し、今後の復興へ向けた新たな起点となる「火入れ式」を5月18日(土)に執り行い、今後の安全操業を祈願いたしました。

会津本郷焼は、福島県会津美里町(旧会津本郷町)周辺を産地とし、飴色に輝く飴釉を使って作られる陶器及び陶磁器です。1593年に領主である蒲生氏郷が鶴ヶ城の屋根瓦を製造させたのが起源となり、古くからにしんの山椒漬け専用の「にしん鉢」で知られています。現在では17の窯元により構成され、東北エリアで第2位の規模を誇ります。会津本郷焼宗像窯は、震災の影響により、登り窯が稼働停止状態となっていました。

本プロジェクトでは、売上金の一部を活動資金に割り当て、被災した東北四県の窯元の修復を支援し、焼物の普及活動を通じて、東北地方の伝統文化や地元産業の復興支援に協力するとともに、今後も被災地の皆様の支援に尽力していく所存です。なお、2013年度は、末家(ばっけ)焼(やき)ひろ窯(宮城県亘理郡)の修復支援や、東北の伝統的陶器の普及活動などの支援活動を行います。

東北 器の絆プロジェクト「会津本郷焼宗像窯」火入れ式の実施概要は下記のとおりです。

今回の修復作業の完了により、操業が再開され、本プロジェクトのコーヒーカップ&ソーサーを全国の皆様にご紹介する「つながる絆!窯の修復記念“器”プレゼント」の当選者25名に会津本郷焼宗像窯の作品を順次発送いたします。

東北 器の絆プロジェクト「会津本郷焼宗像窯」
火入れ式 実施概要

日時 2012年5月18日(土)13:00〜15:00
場所 会津本郷焼宗像窯「登り窯」(福島県大沼郡会津美里町字本郷上3115番地)
出席者 八代目 宗像 利浩(会津本郷焼宗像窯当主)
西谷 泉(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 CSR推進室長) など

火入れ式の模様

高解像度画像   高解像度画像

【八代目 宗像 利浩 氏 コメント】
宗像窯の宝である登り窯は、先祖代々、守り続けてきた窯なので、このような日を迎えることができ、本当に感謝しております。もっともっと精進して皆様方のご期待にそえる作品を頑張って作っていきたいと思います。

【西谷 泉 コメント】
コーヒーの製造販売会社として、東北大震災の復興に微力ながらお手伝いが出来たことを本当にうれしく思っております。今後、この素晴らしい焼き物を通じて、日本の伝統文化を守って頂きたいと思います。

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会津本郷焼 概要
福島県会津美里町(旧会津本郷町)周辺を産地とする陶器及び陶磁器。飴色に輝く飴釉を使って作られ、古くからにしんの山椒漬け専用の「にしん鉢」で知られています。1593年に領主である蒲生氏郷が鶴ヶ城の屋根瓦を製造させたのが起源となり、現在は17の窯元により構成され、東北エリアで第2位の規模を誇ります。

〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト2013 概要

(1) 東北四県の窯元の“器”(コーヒーカップ&ソーサー)と〈ブレンディ〉インスタントコーヒーをセットでプレゼントし、東北の伝統の焼物を全国に紹介するとともにくつろぎのひとときをお届けします。(4-6月)
(2) 被災して一部使用出来なくなった宮城県末家焼ひろ窯の窯の修復を支援します。
窯の修復後「火入れ式」を実施致します。(7-8月予定)
修復後の末家焼ひろ窯、昨年支援を実施した窯元で焼き上がった“器”と〈ブレンディ〉インスタントコーヒーを全国の皆様にプレゼントします。(9月以降予定)
(3) 末家焼ひろ窯の修復が完了した後、制作された“器”で東北のみなさんにくつろぎのひとときをお届するイベントとして、お茶会を開催します。(10月以降予定)
支援先となる窯元は、地元新聞記者に聞き取りを行い、窯元の被害状況を考慮して選定致しました。