珈琲と和菓子。一見意外なこの組み合わせは、
本当に合うのかどうか―。
2016年5月、「珈琲♡和菓子アワード」にちなんで、
日本各地の和菓子と珈琲AGF®「煎」を実食しながら、
その相性を検証する試食評価会が開催されました。
参加したのは、雑誌『オレンジページ』のくらし予報モニター、20代~60代の男女192名。
お菓子の名前は伏せられたブラインド調査で1人が23~24種の和菓子を食べ、
“珈琲と合うか合わないか”という観点で厳しく評価をしていくというもの。
一口サイズにカットされた和菓子を前に、
「これ、なにかしら?」「珈琲に合う!」など、口々に感想をつぶやきながら、
和やかなムードで評価が進んでいきました。
この調査で最高得点だったものは、後日『オレンジページ賞』として発表されます。
さて、参加者のみなさんは、珈琲と和菓子の相性について、どんな結果を出したのでしょう。
M・Kさん/女性
和菓子は普段からよく食べるので、どのお菓子も一度は食べたことのある味でしたが、どんなものが珈琲に合うのかをじっくり考えながら食べるのは新鮮。しっかりした甘さの和菓子って、想像以上に珈琲と合いますね。食感がモチっとしている「中餅(富山)」は、正直、食べるまで合わないような気がしていたんですけど、中身があんこなので違和感なく合っていました。AGF®「煎」は、飲み口がすっきりしているので、栗羊羹とか寒天系のものとも相性がよさそうですね。
S・Sさん/男性
普段から珈琲はよく飲みます。特に、ストロング系の珈琲と甘いお菓子の組み合わせは好きで、合わせるものによっては珈琲にミルクを入れて楽しんだりしています。今回いただいたAGF®「煎」はそんなに濃く感じなかったのですが、さっぱりといただけましたね。今回、いろいろな組み合わせを試してみて思ったのは、珈琲にはしっとりとした口当たりのものの方が個人的には好みだったということ。しっかりとした甘さのどら焼き系は、普段なら牛乳を合わせたくなってしまいますが、珈琲との相性もよくて、とっても美味しかったです。
K・Oさん/女性
家では、紅茶や日本茶より珈琲派。普段は、エスプレッソを好んで飲みますが、珈琲AGF®「煎」は紅茶のような感覚で飲めて美味しかったです。あらためて、こうしていろいろな種類の和菓子と珈琲と食べてみると、カステラのようにしっとりシンプルな甘さのものが珈琲との相性がよさそう。反対に、桜のお菓子のように風味が強すぎるものは珈琲よりも日本茶の方が合うかもしれません。クッキーっぽい食感の和菓子も、珈琲と合いますよね。
K・Yさん/女性
日常的に珈琲と和菓子という組み合わせを楽しむことが多いので、比較的なんでも合ってしまう印象がありましたが、今回、いろいろな和菓子と合わせてみて、最も好みなのは、ふっくらとしたあずきだなぁ、と改めて思いました。今回食べたものだと、「薄小倉(島根)」ですかね。柑橘系やわさびなど、香りが強いものや生っぽい食感のものは、お菓子としてはとても美味しいのですが、珈琲との相性と考えるとベストマッチとは言えなそう。奇をてらわないもの、素材の味がする素朴な甘さのものが珈琲とは合いますね。
R・Kさん/女性
元々は珈琲が苦手だったのですが、ここ2、3年で甘いものとの相性のよさを知って、それ以来、珈琲そのものも楽しめるようになりました。そして、珈琲と和菓子がとっても合うことを、今回実感することができました。今回のラインナップの中で合うと思ったのは、意外なところで「冬瓜漬(沖縄)」。いやな雑味なくシンプルな甘味で、珈琲とマッチしていたと思います。珈琲と和菓子の組み合わせって、ワインにチーズを合わせる感覚に近いなって。あくまで主役は珈琲。和菓子はいい引き立て役になってくれている感じがします。
H・Hさん/女性
珈琲と和菓子の甘さはよく合いますね。かなりずっしりとした甘さでも、珈琲と一緒に食べると、珈琲の苦みがお口直しになるというか。甘い口の中を珈琲がさっぱりさせてくれる感覚がありました。ラインナップの中では、「ささめささ栗(岐阜)」や「かもめの卵(岩手)」も相性よく感じました。「玉だれ(東京)」や「冬瓜漬(沖縄)」は初めて食べて衝撃的ではありましたけど、個人的には珈琲と合わせるのはアリだと思いました。お砂糖のジャリジャリとした食感が残るようなものとも合いそうですね。
[ご参加いただいたみなさん]