長崎代表 |
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一口香(いっこっこう)中が空洞のカラクリ焼菓子 黒砂糖と水飴、はちみつで作った餡を生地で包み、白ゴマを付けて焼けば、見た目は饅頭なのに中が空洞のカラクリ焼菓子に。一口食べると広がる香ばしさこそ「一口香」の名の由来です。 |
■お店ご紹介
「茂木一○香(もぎいちまるこう)本家」は、「茂木ビワ」の産地として知られる小さな港町、茂木で170余年続く老舗の菓子屋です。
■地元で愛される理由
古くから中国との交流の窓口であった長崎。唐の禅僧や東シナ海を航海する中国人にとって貴重な保存食の干菓子を基に、茂木一○香本家の初代・榎市衛門(えのきいちえもん)が、製法に工夫を重ねて作り上げたのが「一口香」の始まり。
パリッとした食感と香ばしさは、江戸時代、長崎を訪れた文人墨客の茶菓子としても人気を博しました。後を引く美味しさは世代を超え、今なお愛され続けています。