ニュースリリース

2024年9月20日

若手焙煎士の発掘・育成を目指す焙煎大会で、焙煎士コミュニティ貢献を目指す
「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」にオフィシャルスポンサーとして協賛
科学的なアロマ分析やインスタントコーヒーレシピコンテストを実施

 味の素AGF株式会社(代表取締役社長:島本 憲仁 以下、味の素AGF)は、「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」(ファーストクラックコーヒーチャレンジ 以下、1CCC)にオフィシャルスポンサーとして協賛し、予選でのガスクロマトグラフィー※1によるアロマ分析やインスタントコーヒーレシピコンテストの実施等を通じて大会をサポートしました。

「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE 2024競技会」決勝大会の様子
高解像度画像

 1CCCは2022年よりGiesen Japan(以下、ギーセン・ジャパン)が開催する、若手焙煎士の発見・育成を目指す焙煎大会です。”美味しいコーヒーを作ること“で技術を競うコーヒーの大会・競技会が多い中、1CCCは、”お題の焙煎豆に近い味のコーヒー豆を焙煎すること“で技術を競う点が特徴です。

  • アロマ分析に使用する
    ガスクロマトグラフ質量分析装置
  • コンテスト優勝者のレシピ再現の様子
    高解像度画像

 味の素AGFは、強みであるコーヒーのアロマ分析などの技術力を生かして1CCCをサポートしたいという想いから、2022年よりオフィシャルスポンサーとして協賛し、2023年には予選においてガスクロマトグラフィーによるアロマ分析を開始しました。

 また、コーヒー業界が抱える2050年問題※2に向けて、アレンジのしやすさや簡便性、レギュラーコーヒーの約半分の生豆使用量で提供できることなど、インスタントコーヒーが持つ多様な価値を改めて訴求していきたいという考えから、今年は大会コンテンツとしてインスタントコーヒーのレシピコンテストを提案しました。なお、決勝出場者6名から選ばれたレシピコンテスト優勝者 黒田 由和さんの「インスタントコーヒーを使ったノンアルコール コーヒージントニック」は、決勝大会当日に会場で再現され、来場者にふるまわれました。

 その他、今大会では2024年9月13日(金)に行われた決勝大会のジャッジメンバーとして、味の素AGF社員でQグレーダー※3およびJ.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級の資格を持つ浜名 芳輝が参加しました。さらに優勝賞品の1つとして、味の素AGFが取り組んでいる「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」より「徳之島コーヒー収穫祭への招待」が贈られました。

 1CCCを機に、味の素AGFはコーヒーコミュニティの一員として、コーヒー業界をより盛り上げていきたいと思っています。

  • ※1気体および液体の分析手法であるガスクロマトグラフィーを行う装置。コーヒー以外にも様々な食品・飲料などの分析に活用している
  • ※2地球温暖化による気候変動の進行により、アラビカ種のコーヒー豆の栽培地が現在の50%にまで減少すると予想されている問題
  • ※3SCA/CQI Licensed Q Grader:コーヒー豆の品質を客観的に評価を行うための資格

■「CROWD ROASTER」1CCC特集 味の素AGF 笹島、浜名、高橋の取材記事

https://crowdroaster.com/ja/story/525

■ギーセン・ジャパンとは

ギーセンジャパンはオランダに本社を構えるコーヒー焙煎機のメーカー「Giesen Coffee Roasters」の日本総代理店です。
「ロースターと共に成長する」ことを掲げ、マシンの販売だけではなく、経験豊富な焙煎士によるトレーニングや、本国のテクニカル講習を受けた技術者による迅速な修理サポートを提供しています。

■1ST CRACK COFFEE CHALLENGEとは

2022年に始まったギーセン・ジャパン主催の、若手焙煎士の育成を目指す大会。焙煎とプレゼンテーションのスキルにより勝者が決まります。味の素AGFは初回である2022年からオフィシャルスポンサーとして大会をサポートしています。

【1ST CRACK COFFEE CHALLENGE 2024競技会概要】

公式サイト:https://giesen.co.jp/pages/1ccc-2024

開催期間:

  • アロマ分析:2024年7月上旬 味の素AGFの技術サポートによる分析
  • 予選:2024年7月26日(金) ジャッジによるカッピング審査
  • 決勝:2024年9月13日(金) 決勝進出者によるプレゼンテーション

評価方法:

  • 予選:味の素AGFの技術サポートによる「ガスクロマトグラフィー分析」等の分析評価技術を導入し、科学的な数値に基づいた評価を行ったのち、ジャッジによるカップ評価を行う。

<機械での評価方法>※4

    • 1.
      コーヒー豆からアロマ成分を抽出する。
       
       
    • 2.
      ガスクロマトグラフ質量分析装置で
      アロマ成分の分離と同定を行う。
       
    • 3.
      成分ごとにピーク面積を算出し、
      競技用サンプル豆と
      どの程度の乖離があるのかを評価。
  • 決勝:「ロースターとして持続的なコーヒーの為にできること」をテーマにプレゼンテーションを実施

決勝プレゼンテーションの様子:

https://youtube.com/playlist?list=PLqO-6larSYfhQ3bR6DfHR7TIVd5vYec4g&si=ml6IAjxL2Ccz7W5l

2024年チャンピオン:立野 慶太さん

■徳之島コーヒー収穫祭とは

▲コーヒーチェリーを収穫している様子

徳之島コーヒー生産者会が育てているコーヒーの木から、コーヒーチェリー(コーヒーの実)を収穫する体験イベントです。味の素AGFは2017年から、伊仙町役場・徳之島コーヒー生産者会・丸紅株式会社の4者で台風被害や土壌改善、精選機設備不足などの課題を解決しながら、徳之島産コーヒーの生産を支援し、島の次世代に引き継ぐための「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」に取り組んでいます。

味の素AGF徳之島コーヒー生産支援プロジェクト:
https://agf.ajinomoto.co.jp/sustainability/tokunoshima/

2024年2月には、島内在中の方など招いて「コーヒーチェリー収穫祭」を開催しました。

【参考】

2024年2月29日付プレスリリース
「コーヒーチェリー収穫祭」を実施 さらに、コーヒーの木に取り付ける看板作り体験も実施:
https://agf.ajinomoto.co.jp/company/news/2024-02-29-1122.html

YouTube:
https://www.youtube.com/watch?v=vcYd-5zXhEU

報道内容に関するお問い合わせ先

ファンマーケティング推進部

[Tel] 03-5365-8600 
[E-mail] agf_pr01@agf.co.jp