重要テーマ
(マテリアリティ)
特定プロセス

AGFグループは味の素グループのサステナビリティ方針に沿って、2019年に重要テーマ(マテリアリティ)を策定しました。2024年、外部環境の急速な変化に伴い、2030年目標のロードマップを見直すこととなり、それに伴い、重要テーマ(マテリアリティ)の更新の検討を始めました。更新内容については、社内経営会議の承認を受け、決定しました。

  1. STEP 01
    味の素社が定めた13の外部環境分類を参考に、2030年に向けた機会とリスクを整理。
  2. STEP 02
    機会とリスクを踏まえ、27の重要課題を抽出。
  3. STEP 03
    社内外重要度を踏まえ、27の重要課題から最重要課題を抽出。
  4. STEP 04
    27の重要課題を4つの重要テーマ(マテリアリティ)として分類。
  5. STEP 05
    重要テーマ(マテリアリティ)を踏まえ、2030年に向けた目標を設定。

STEP01〜02

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  13の分類 機会〇・リスク● 27の重点取組
#1 コーヒーを
はじめとする
嗜好飲料
サイエンス
  • ココロの健康・Well-beingの重要性の高まり。嗜好飲料成分の健康効果への期待。
  • 嗜好飲料の健康影響や超加工食品に対する否定的見解広まる。自然的健康飲料が生活浸透する。
  • 嗜好飲料と「ココロの健康」の相関性見える化
  • 嗜好飲料含有成分の健康価値強化
#2 ITセキュリティ、知的財産
  • スペシャリティ技術開発&特許化による競合優位性。
  • 知的財産を事業に積極的に活用することで、競争優位性と事業成長に繋がる。ITセキュリティ強化による顧客信用獲得。
  • 情報漏洩リスク。
  • 知的財産の構成を確立
  • スペシャリティ技術革新
  • IT(情報技術)セキュリティ強化
#3 ブランド
  • サステナブル取り組み、ココロの健康イメージが国内・海外で広まる。
  • 調達や嗜好飲料成分に対する否定的見解が広まる。海外戦略、価格戦略のミスリードによるブランド棄損。
  • ステークホルダーコミュニケーション
#4 技術革新
  • GX推進による農業・食料分野でのソリューション進展。
  • DX推進による新事業価値創造。AIを活用した早期リスク対策。
  • イノベーション進化への対応遅れによる事業機会損失。DX投資や人材確保難。
  • DX・AI活用によるビジネス強化
  • GX推進による持続可能性向上
#5 人的資本・人権
  • オープン&フラットな風土による組織間連携強化による成果創出。戦略的人事施策による人材活性&会社エンゲージメントの向上。
  • ハラスメント横行。法令対応遅れ。外部環境の不安定継続による人材流出・確保難。
  • バリューチェーン・サプライチェーン全体での人権配慮
  • 多様性の尊重(DEI)
  • 人的資本の最適化
#6 気候変動、
自然資本・
生物多様性、
資源枯渇
  • 気候変動対策資金および農家支援に向けた政策支援の拡充。再生農業に資する製品・ソリューションの需要拡大。インスタントコーヒー戦略による資源有用。プラ削減機運&マイボトル利用促進。高気温化によるアイス需要拡大。複数購買化による安定供給。
  • 原材料の調達難、コスト増による生活者への商品提供難。エネルギー政策やインフレ進行による燃料コスト増。高気温化によるホット飲用需要減少。
  • 気候変動対策
  • 自然資本・生物多様性保全
  • 原料の持続可能な調達
  • 原料の有効活用化
#7 紛争・戦争、
テロ、
暴動、
社会不安
  • 原材料の調達難、コスト増による生活者への商品提供難。エネルギー政策やインフレ進行による燃料コスト増。高気温化によるホット飲用需要減少。
  • エネルギー資源の持続可能な調達
#8 財務・
会計・税務
  • 資本コストの急上昇、為替の乱高下による収益影響。
  • 為替変動への対応
  • 投資最適化
#9 非財務
データ活用
  • 技術革新によるココロの健康可視化&無形資産化。
  • タレントマネジメントシステム導入による人財データ一元管理。
  • 社会価値評価水準の高まりによる競合劣位。
  • 顧客情報の蓄積・分析
#10 パンデミック、
自然災害
  • 大規模自然災害やパンデミックによる事業中断。
  • オールハザード対応BCP構築
#11 消費者嗜好・
価値観
  • ココロの健康・Well-beingの重要性の高まり。
  • 多様な(パーソナル)需要への対応の遅れ。カフェインのネガティブイメージの高まり。
  • 嗜好多様化への対応
  • 体験価値の提供
#12 人口増加、
高齢化、
途上国への
資本流入
  • 海外市場(新興国)での嗜好品需要増。
  • 世界でのコーヒー需要の高まりによる生豆逼迫。国内少子高齢化による需要減。海外既存マーケットの高齢化による需要減。
  • 海外含む新市場への参入
  • 国内少子高齢化への対応
#13 ガバナンス・
コンプライアンス
  • ポリシー・規範浸透によるガバナンス強化。
  • コンプライアンス違反による事業中断。
  • コーポレートガバナンス強化
  • コンプライアンス遵守
  • 組織風土向上

STEP03〜04

STEP05

2030年のありたい姿と目標

ありたい姿
「未来(あす)を想い(共生)、ココロに寄り添い(共感)、トモに歩む(共創)」ことで、コーヒーをはじめとする嗜好飲料事業を進めていき、日本に留まらず世界中の人々に寄り添いながら、「ココロとカラダの健康」に貢献していく。

ココロの
健康

  • コーヒー豆マンノオリゴ糖などコーヒーの健康価値の拡大
  • 嗜好飲料とココロの健康(メンタルヘルス)との相関性可視化
  • 嗜好の多様化に合わせた効率的な多品種生産体制強化
  • パーソナル商品(スティック/ドリップ)のメッセージ付与100%
  • 3R(Relax/Reset/Refresh)体験価値提供の新規事業検討・拡大

ヒトとの
つながり

  • 感動品質の提供によるお客様の信頼No.1
  • 被災地支援継続
  • フードバンク支援継続

地域環境
との共生

  • 味の素グループ環境負荷50%削減に貢献 ※2018年比
  • モーダルシフトの推進
  • 有効利用をされずに環境に流出するプラごみをゼロに
  • 持続可能な調達基準に沿ったコーヒー豆調達100%
  • インスタントティー事業の拡大

TEAM AGF
の強化

  • 健康経営優良法人の認定継続
  • 味の素グループポリシーを考える会、人権啓発勉強会の全社員受講
  • DX人財育成研修受講者数拡大