コーヒー大事典

コールドブリューとは?自宅で簡単!おいしい水出しコーヒーの作り方

コールドブリューは、水や冷水で長時間かけて抽出する「水出しコーヒー」。まろやかで雑味が少なく、スッキリとした口当たりが特徴です。この記事では、コールドブリューの基本やアイスコーヒーとの違い、魅力、そして自宅でできる作り方やアレンジレシピ、さらにおすすめの豆選びまで詳しく解説します。

コールドブリューとは?アイスコーヒーとの違い

コールドブリューは、低温で時間をかけて抽出する方法で作るコーヒー。抽出に8〜24時間ほどかけることで、苦味や酸味が抑えられ、まろやかな甘みが引き立ちます。一方、アイスコーヒーは高温で抽出したコーヒーを急冷するスタイルで、香りが強くキレのある味わいが特徴です。

  • コールドブリュー:低温で長時間抽出、まろやか・甘み・スッキリ
  • アイスコーヒー:高温抽出後に急冷、香りが豊かでシャープ

また、コールドブリューは低温抽出のためカフェインの溶け出しが少なめと言われています。夜にコーヒーを楽しみたい方やカフェインに敏感な方にも向いています。

コールドブリューの魅力

①苦味が少なくまろやか

低温抽出によりタンニンやカフェインの抽出が抑えられ、ブラックでも飲みやすい味わいに。普段コーヒーの苦味が苦手な方でも、コールドブリューなら挑戦しやすいでしょう。

②保存が効く

熱を加えないため酸化しにくく、冷蔵庫で2〜3日程度は風味を保てます。まとめて作り置きしておけば、忙しい朝や仕事の合間にすぐ飲めるのも魅力。

アイスコーヒーとの違いを比較

  • 香り重視ならアイスコーヒー:高温抽出で香りが立ちやすい
  • 口当たり重視ならコールドブリュー:低温抽出で甘くクリアな味わい

アイスコーヒーは抽出が短時間で済む一方、氷で薄まりやすいデメリットもあります。コールドブリューは濃縮度が高く、氷を入れても風味がしっかり残るのが特徴です。

自宅で簡単!コールドブリューの作り方

必要な材料
  • コーヒー豆(中挽き〜粗挽き)
  • 水(できれば軟水)
  • 容器(水出しポットやピッチャー)

深煎り豆を使うとコクのある味わいに、中煎りならバランスの取れた風味に仕上がります。

基本の手順
  • コーヒー豆と水をセット
    豆1に対して水10の割合が目安(例:豆50gに対して水500ml)。
  • 冷蔵庫で抽出
    8〜24時間ほど置き、好みの濃さになったらフィルターで濾します。
  • 保存
    冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に飲み切りましょう。
おすすめの器具

水出し専用ポットがあると便利です。フィルター付きなら豆をそのまま入れて抽出でき、後片付けも簡単。

コールドブリューをもっと楽しむ!アレンジレシピ

①ミルクでカフェオレ風

コールドブリューに冷たいミルクを注ぐだけで、まろやかカフェオレに。豆乳やアーモンドミルクでも美味しい。

②炭酸水でコーヒーソーダ

コールドブリューを炭酸水で割ると爽快感抜群。レモンやライムを添えれば、夏にぴったりのドリンクに。

③ニトロコールドブリュー

窒素ガスを注入してクリーミーな泡を楽しむスタイル。まるで黒ビールのような滑らかさが魅力。

コールドブリューに最適な豆の選び方

深煎り:コクと甘み

深煎り豆は低温抽出で苦味が抑えられ、濃厚でまろやかな味わいに。ミルクとの相性も抜群。

中煎り:バランス重視

酸味と苦味のバランスが取れた中煎りは、爽やかで飲みやすい一杯に。グァテマラやコロンビアなどがおすすめ。

挽き方は中挽き〜粗挽き

細挽きは雑味が出やすいため避け、粗めに挽くことでクリアな風味が楽しめます。

まとめ:コールドブリューで広がるコーヒーの楽しみ

コールドブリューは、シンプルな手順で作れるのに、驚くほど奥深い味わいを持つコーヒーです。豆や焙煎度、抽出時間を変えるだけで、味わいの幅が無限に広がります。

まろやかで雑味の少ない口当たりは、コーヒー初心者から愛好家まで幅広く楽しめるはず。自宅で簡単に作れるので、ぜひ一度試してみてください。コールドブリューを取り入れれば、あなたのコーヒータイムがより豊かで贅沢なものになるでしょう。

【あわせて読みたい】本格派も納得!アイスコーヒーの楽しみ方

コールドブリューと並んで、夏に欠かせないのがアイスコーヒー。味の素AGF㈱公式サイトでは、家庭で簡単にできる「【簡単本格】アイスコーヒーのおいしいつくり方&おすすめのアレンジレシピ」も紹介しています。

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