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味の素ゼネラルフーヅ株式会社
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 AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 社長 池田 孝雄)は、今年度のお中元期における主婦の贈答意向を把握するために「2005年主婦のお中元意識調査」を実施いたしました。今年の調査は、「贈り手」の購入までの行動意識に着目し、東京および大阪に居住する60歳未満の主婦を対象に、2005年3月17日から22日までの6日間、個別面接聴取法で実施し、各地域150名・合計300名から回答を得ました。この調査結果につきまして、要点を抜粋して以下にまとめました。

「上司」への『お中元』選び、
「時間をかける」61%

 今年も「お中元を贈る」と答えた人は、97%に達し、昨年に引き続き、贈答意向は高いことがわかりました。
 その「お中元」の贈り先は、「両親」56%が最も高く、次いで「親戚」38%、「上司」29%の順となりました。【表1】

 また、それぞれの贈り先に対し、「お中元」選びに時間をかけるかどうかについて聞いたところ、「上司」に時間をかける人は61%だったのに対し、贈答先トップの「両親」は42%にとどまりました。【表2】
 「両親」と「上司」の時間をかけている理由について見てみると、どちらも「よりよいものを選びたい」が主な理由です。しかし、「相手の好みを知らない」に注目すると、「両親」1%、「上司」37%で、「上司」の好みを知らないが大きく上回りました。【表3】
これらのことから、「上司」に対しては、好みを知らないが、時間をかけてより良いものを贈りたいという「贈り手」の“気持ち”があらわれた結果と言えるでしょう。
表1
表2

「お中元」選び、東京はカタログで情報収集、
大阪は店頭で現物確認

「お中元」選定時に接触する店ベスト3は、第1位「百貨店」80%で、第2位「スーパー」38%、第3位「専門店」25%を大きく引き離した結果となりました。
 この上位3店についてそれぞれ、その店で選ぶ時には、どのような情報を参考にしているかというと、「百貨店」「スーパー」「専門店」共に、最も重視する情報として“実際の店頭”を挙げています。しかし同時に、“カタログ・DM・チラシ”を参考にする人も多く、また、少数ながら“インターネット”を参考にしている人がいることもわかりました。
 さらに、この参考にしている情報を地域別に見てみると、「百貨店」「スーパー」「専門店」のどの店においても、“実際の店頭”を参考にしている人は大阪の方が多く、“カタログ・DM・チラシ”を参考にしている人は東京の方が多い、ということが明らかになりました。【表4】
表3
表4

江戸っ子はカタログ・チラシなどで、あれこれ比較検討して選び、難波っ子は店頭で手にとって現物を確認しながら選ぶと、地域によって情報収集に違いがあることが浮き彫りになりました。
では、最終的な購入場所はどこかというと、第1位「百貨店の店頭」49%、第2位「百貨店のカタログ・DM・チラシ」15%、第3位「スーパーの店頭」12%でした。【表5】
最終的な購入場所は、百貨店の店頭が第1位でしたが、「お中元」商品を選ぶまでの過程では、いろいろな情報を取り入れている様子がうかがわれます。

表5


インターネットで買うなら
「メーカーやブランドの知名度が高いもの」53%

 インターネットでの「お中元」購入経験については、「購入したことがある」12%、「購入したことがない」88%で、インターネットでの購入率は、まだまだ低いことが明らかになりました。【表6】

 しかし、今後、「お中元」をインターネットで購入してみたいと思っている人は3割いることがわかりました。【表7】

 また、インターネットで買いたい「お中元」商品については、「メーカーやブランドの知名度が高く、よく見聞きするもの」53%、「商品の内容(味・品質・大きさ・重さ等)がよくわかるもの」48%、「メーカーや生産者の情報が詳しく載っているもの」39%が上位に挙げられました。【表8】

 大切な人に贈る「お中元」だからこそ、顔の見えないインターネットでは、メーカーやブランドといった知名度にこだわる「贈り手」の意識が、感じ取れる結果となりました。
表6
表7
表8

『お中元』には
「コーヒー」「ビール」「産直の生鮮食料品」が人気

 お中元として贈りたい商品ベスト5は、第1位「ビール」、第2位「コーヒー」、第3位「産直の生鮮食料品」、第4位「そうめん」、第5位「ハム/ソーセージ」となり、“季節性”や“実用性”が重視されていることが伺えます。【表9】
 一方で、もらいたい商品ベスト5は、第1位「商品券」、第2位「ビール」、第3位「コーヒー」、第4位「産直の生鮮食料品」、第5位「洗剤」となりました。【表10】
 また、相手の好みを大切にして選ぶ商品には、「コーヒー」「ビール」「日本酒」「産直の生鮮食料品」「ワイン」が上位に挙がりました。【表11】
「贈りたい商品」「もらいたい商品」「相手の好みを大切にして選ぶ商品」において常に上位にある「コーヒー」「ビール」「産直の生鮮食料品」は、『お中元』商品の“人気者”と言えるでしょう。
表9、10、11


今や常識!?
お中元売り場・カタログで「お中元以外」の“ギフト”購入
 お中元期に、お中元売場やカタログを使って、「お中元以外の目的」でギフトを購入したことがある人は42%、「今後購入してみたい」までを含めると54%の人が「お中元」以外の目的でギフトを購入する可能性を示唆していることがわかりました。この結果について、東京・大阪で比較してみると、大阪の方が購入率及び今後購入してみたい比率が高く、お中元売り場やカタログのメリットを利用することに、意欲的であることがわかります。【表1】
 また、その「お中元以外の目的」の内容を見てみると、「お祝い、お誕生日等の贈り物として」43%、「帰省のための手土産として」30%、「日用品として自宅で使うため」27%が上位ベスト3でした。【表2】
 「お中元以外の目的」で購入する理由としては、「欲しいものを、たまたま見つけた(見つける)から」37%、「一緒に選ぶので、手間が省けるから」35%、「通常期より種類が豊富だから」32%が、主な理由として挙げられました。【表3】また、東京・大阪で比較してみると、共に、「欲しいものをたまたま見つけた(見つける)から」という理由が多いものの、「一緒に選ぶので、手間が省けるから」と考えている人は、大阪の方が多く、難波っ子のちゃっかりぶりが、垣間見える結果となりました。【表3】
表1,2,3



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PDF
AGF 2005年主婦のお中元意識調査
2005年5月
194KB
PDF
AGF 主婦のお中元意識調査
《1983 年から2005 年の23 年間にわたる調査結果のまとめ》
86KB

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※このニュースレターにおきましては、全ての数値の小数点以下を四捨五入しております。
※今回の調査に関しての詳細は、「<2005年>データ編」をご覧ください。
※過去の調査に関しての詳細は、「<経年>データ編」をご覧ください。