2014年2月12日
国内コーヒーメーカー初
SAN及びレインフォレスト・アライアンス CoC認証を取得
AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 代表取締役社長:横山 敬一)は、国内コーヒーメーカーとしては初めて、SAN(Sustainable Agriculture Network)及びレインフォレスト・アライアンス CoC認証を2014年1月24日に取得いたしました。
AGFは、これまで農園の自然環境や従事する人々の生活を良い状態に保ち、生産と流通のサスティナビリティ(sustainability:持続可能性)促進に取り組むレインフォレスト・アライアンス認証に賛同し、その基準に適合した農園で生産されたコーヒー豆の調達に取り組んでまいりました。2012年5月より、SAN及びレインフォレスト・アライアンスの「加工流通過程の管理」(CoC:Chain of Custody)の審査・認証制度が開始されました。AGFは、コーヒー生豆のトレーサビリティをはじめ厳しく管理していた従来からの品質管理の仕組みを活用し、いち早く認証取得を果たすことができました。
現在、AGFでは、下記のようなレインフォレスト・アライアンス認証農園産豆を使用した商品を市場展開しておりますが、本認証取得を通じ、今後もサスティナビリティに貢献するコーヒー商品を提供してまいります。
【レインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)】
レインフォレスト・アライアンスは、1987年より世界の森林保護のために、農業・林業・観光業への認証を通して、生物多様性だけではなく、森林地域の労働者と地域共同体の権利や社会的環境を守るために活動している団体です。
【サステイナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN: Sustainable Agriculture Network)】
サステイナブル・アグリカルチャー・ネットワークは、基準を開発することで農業活動の社会的・環境的持続可能性を促進する独立した非営利環境保護団体の連合体です。認証基準と指針の開発および見直しは、SAN事務局によって調整されます。認証機関はSANの基準及び指針を遵守する農園やグループ管理者を認証します。認証を受けた農園やグループ管理者は、認証農園で栽培された製品に対する、レインフォレスト・アライアンス認証マークを使用できます。
【SAN及びレインフォレスト・アライアンス CoC(Chain of Custody 以下CoC)審査制度】
これまでの「農場」に対する審査から、「農場」から「消費者」を繋ぐ「サプライチェーン」に対して、「加工流通過程の管理」の審査を行うことにより、レインフォレスト・アライアンス認証の製品が、基準に従い管理され、確実に消費者へ届くようにする為に、2012年5月より開始されました。
SAN及びレインフォレスト・アライアンス CoC審査を受けるためには、認証を受けた農場からの農産物が購入、製造、保管、販売などの各工程で、他の製品との明確な識別、帳票上での明示、記録の保管、及びその管理に対する従業員への教育などが求められます。
SAN及びレインフォレスト・アライアンス CoC認証は、サステイナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN: Sustainable Agriculture Network)の基準があり、審査においてはこの基準に従い管理されていることを確認します。審査対象となる組織は、レインフォレスト・アライアンス認証マークを製品につけている組織、及びその製品の流通・加工に関わっている組織です。
【レインフォレスト・アライアンス認証】
レインフォレスト・アライアンス認証の基本にあるのは、環境保全、社会的公正、経済的競争力という3本の柱です。環境面・経済面・社会面で持続可能な農園経営を行っている農園に対して認証を行い、農場及び地域を守ることに貢献しています。
レインフォレスト・アライアンス認証マークを製品につけるには、認証を受けている農園からの農作物を30%以上含む必要があります。
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レインフォレスト・アライアンス 認証マーク |