2023年12月13日
味の素AGF株式会社(以下、AGF 代表取締役社長:竹内 秀樹)は、2017年6月より鹿児島県奄美群島で実施している「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の一環として、2023年12月5日(火)から12月7日(木)の3日間、コロンビアから招いたコーヒー栽培の専門家である農業技師に、徳之島コーヒー生産者会におけるコーヒー栽培技術の向上や収量拡大に向けた指導をしていただきました。
本プロジェクトは、伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社とAGFの4者で台風被害や土壌改善、精選機設備不足などの課題を解決しながら、徳之島産コーヒーの生産を支援し、島の次世代に引き継ぐために始めた活動です。
本プロジェクトが開始してから6年が経ち、これまでも様々な課題に取り組み、コーヒー豆がより多く収穫できるよう活動してきましたが、収穫のシーズンを迎え、土壌の性質や栽培における課題が依然としてあることがわかりました。
そこでこのたびAGFでは、コロンビアからコーヒー栽培の専門家である農業技師を招いて、初日および2日目に、各農園を視察しながら個別指導を実施いただき、最終日には、生産者会の方々に向けて2日間の総括をしていただきました。
説明会の終了後、徳之島コーヒー生産者会の方々から、「より良い肥料をあげるタイミングや、木の成長度合いに合わせた剪定方法を学べた」「今までは、失敗からの情報など手探り状況だったが、今回具体的に指導があり大変参考になった」など、農業技師からの直接の指導を今後のコーヒー栽培に活かせるという感想をいただきました。
この取り組みを始め今後も、本プロジェクトが次世代につながる事業に発展できるよう、努めていきます。
AGFは、ASV※1の一環として、徳之島のコーヒー生産農家を支援し、国産コーヒー豆を使った商品の発売を目指します。
土壌学の修士号と植物生理学の博士号を持つ農業エンジニアで、コーヒーの栄養学と土壌肥沃度管理の専門家。25年間セニカフェ※2の科学研究員として従事しており、現在は、土壌研究部門のリーダーを務める。30の研究プロジェクトを担当し、科学論文、書籍、技術公報、パンフレットなど150以上の出版に携わった経歴を有する。
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