2024年5月22日
味の素AGF株式会社(代表取締役社長:竹内 秀樹 以下、味の素AGF)は、2018年以来「ちょっと贅沢な珈琲店®」ブランドから、「地元で好まれるコーヒーの味わい」を追究した「地元ブレンドシリーズ」を展開してきました。
発売から6年を迎える本年、1月にお客さま待望のアソート品《「ちょっと贅沢な珈琲店®」レギュラー・コーヒー プレミアムドリップ ご当地飲み比べアソート》2品種を新たに加え、ラインナップをますます拡充していく《「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンド》シリーズの歴史をここで振り返ります。
《「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンド》シリーズ
《「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンド》シリーズは、味の素AGF独自の嗜好分析調査データを基に、地域ごとの嗜好や特性に合わせて開発しているシリーズです。全8エリア※のフレーバーをレギュラー・コーヒータイプ、個包装のパーソナルドリップタイプ、個包装のインスタントコーヒータイプの各3種類で展開しています。
《「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンド》シリーズの始まりとなる《「ちょっと贅沢な珈琲店®」レギュラー・コーヒー 九州まろやかブレンド》(上部写真右下)が発売されたのは、2018年。開発のきっかけは、開発担当者が九州支社の営業担当者から聞いた「九州では、苦味がなくまろやかで、少し酸味のあるコーヒーが好まれる」という言葉でした。
これまでも地域ごとに、インスタントコーヒーとレギュラー・コーヒーのどちらを好むのか、ミルクや砂糖、クリーミングパウダーを入れて飲むのかといった独自の調査を実施しており、地域別のデータを持っていました。
味わいの細かいニーズについても、改めて分析を進めていくことで地域ごとに差があることがわかりました。さらに、味わいに関する定量データだけでなく、各地域へ足を運んで実際に喫茶店の味を調査し、小売店の売り上げの傾向を調べながら、生活者が本当に好む味わいを深堀りしていきました。
すると実際に九州ではまろやかな風味のものが好まれ、売れ筋となる傾向にあることがわかりました。
このような結果をもとに、「九州の人が好むブレンド」を求めて開発がスタートしたのです。
しかし『地元で好まれる味わい』とひと言で言っても、商品化に至るまでは簡単なことではありません。その地域で好まれている味の傾向だけでなく、興味をもってもらえるネーミングやデザインを含めて検討する必要があります。こうした課題が見えてくる中で、開発段階から各地域の営業担当者が携わる体制を敷くことになりました。
通常の商品作りでは、商品企画段階から営業担当者が参加することはあまりなく、事業部門と営業部門が連携した、異例の開発体制となりました。各地域の営業担当者が実際に地元で人気のカフェや小売店を巡るなどして、根気強い調査を行いました。その後商品の試作会や試飲会に、開発研究所、事業部だけでなく営業担当者も参加し、意見を出し合いながら着実に開発を進めていきました。
通常の商品開発のフローとは異なること、より地域に合う味わいを目指して、関わる多くのメンバーが様々な味わいのレギュラー・コーヒーを飲んで意見を出し、集約しながら試作検討を重ねていくため、風味決定までのフローが通常より長く、開発には非常に多くの時間がかかりました。
そして2018年に、ついに地元ブレンドの第1号《「ちょっと贅沢な珈琲店®」レギュラー・コーヒー 九州まろやかブレンド》を発売しました。
「ブルーエクスプレス」と名付けたキャラバンカーを用い、九州7県のスーパーなど小売店を回り、「ちょっと贅沢な珈琲店®」の〈九州まろやかブレンド〉と〈スペシャル・ブレンド〉の飲み比べを行いました。実際に試飲いただくと、味の違いに驚く人も多く、「九州ブレンドの方がまろやかで飲みやすい」などと好評を得ました。
それと同時に、営業担当者が開発段階から携わるという異例の商品ということもあり、いつも以上に熱のこもった営業活動も後押しして店舗での取り扱いや販売は好調、お客さまからの評判も非常によく、新商品の発売としては大成功を収めました。
〈九州まろやかブレンド〉で好感触をつかんだ開発チームは、次に東北ブレンドの開発に着手。ここでも営業担当者と協力しながら味わいやパッケージデザインなどを決めていきました。「九州だから成功したのではないか」という懐疑的な意見も一部ではありましたが、2019年に〈東北コクゆたかブレンド〉が発売されると売れ行きは好調で、東北でも受け入れられることがわかりました。
九州と東北での実績が社内で知られるようになると、他の地域でも取り組みたいという声が上がり、その結果、全国各地での地元ブレンドの開発がスタートしました。開発フローには、〈九州まろやかブレンド〉と同様、事業部・開発研究所・各支社支店の営業担当者が携わり、風味や商品の設計を決定していきました。こうして試行錯誤を重ねながら、現在では全8エリアのフレーバーが各3種類の形態で発売されています。
また、「各地元ブレンドのそれぞれの味わいを飲み比べしてみたい」というお客さまの声をもとに、2024年1月には通信販売限定で〈ご当地飲み比べアソート〉2品種がラインナップに加わりました。ご当地で好まれる味わい3種類が1箱で手軽に愉しめ、飲み比べするワクワク感も味わっていただけます。
《「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンド》シリーズの個包装のパーソナルドリップタイプには、各地域を表す象徴的なモチーフのイラストと、心を癒やすマスターのメッセージが描かれていることもポイントです。たとえば、〈関西まろやかブレンド〉の中には大阪のたこ焼き、〈瀬戸内まろやかブレンド〉では徳島の阿波踊りや愛媛のみかんを取り上げるなど、各支社支店の営業担当者と開発担当者がアイデアを出し合った、地元ならではのこだわりのデザインをあしらっています。また、心を癒やすマスターのメッセージも現在数種類ほどがあり、そのイラストやメッセージを見るのを楽しみにしているというお客さまの声もよくいただきます。
ご自身で地元の味わいとパッケージデザインを愉しんでいただくことはもちろん、この春就職や進学をきっかけに、地元を離れた家族へ「地元を感じられる」贈り物としてプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。
また、自宅にいながらそれぞれの地域の風味を体験していただけるので、手軽にご当地巡り気分を愉しんでいただけます。旅行先のお土産としてもおすすめです。
また、自宅にいながらそれぞれの地域の風味を体験していただけるので、手軽にご当地巡り気分を愉しんでいただけます。旅行先のお土産としてもおすすめですまた、自宅にいながらそれぞれの地域の風味を体験していただけるので、手軽にご当地巡り気分を愉しんでいただけます。旅行先のお土産としてもおすすめです。
各地域で好まれる味わいを追究しました。地域ごとに違った味わいをお楽しみいただけます。
2018年8月 |
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味の素AGFでは、様々な地域・世代・環境のお客さまに楽しんでいただけるコーヒーづくりを目指しています。新たな取り組みにチャレンジすることは、ときに課題に直面することもありますが、部門を超えた連携やお客さま・お取引先の声をよく聞くことで乗り越えていきたいと考えています。
お客さまにもブランドにより愛着を感じていただけるよう、これからも多様な視点から新しい価値を実感いただける商品開発を進めていきたいと思います。
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