~Z世代の価値観や思考の理解を深め未来について考える~
味の素AGFが、未来のファンである大学生と共創!
「ミラファンプロジェクト」を実施
「ココロとカラダの健康」への貢献を目指す味の素AGF株式会社(代表取締役社長:島本 憲仁 以下、味の素AGF)は、Earth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根 澄人 以下、EH社)と協業し、大学等の学生と交流しながら、未来に向けた新たな価値を共創することを、目的とした「ミラファンプロジェクト」を2025年5月~6月に実施しました。


2023年の本プロジェクト発足以来2年目となる2025年5月~6月には、ファンマーケティング推進部とサステナビリティ推進部の2部門がそれぞれ学生と共創しました。コミュニケーション施策・管理全般を行うファンマーケティング推進部の活動では、Z世代をターゲットとしたSNSのコンテンツに関するアイデアを模索しました。実際の商品をテーマに、その商品がZ世代にとってはどのような価値があるのか学生ならではの観点で考案、そしてアイデアの発表会を実施し、社員から評価をつけさせていただきました。今後、もっとも優れた構成案をベースに動画を作成し、公式TikTokより配信する予定です。
サステナビリティ活動を推進し、社内外への啓発を担うサステナビリティ推進部の活動では、Z世代が応援したくなる経済価値と社会価値双方を意識したサステナブルな事業アイデアを検討しました。
活動終了後、社員からは「Z世代の価値観や思考に関しても理解を深める機会となった」などの声が多く上がり、一方、参加した学生の事後アンケートからは「自己成長の実感や食品メーカーの業務理解を深める機会になった」「考えを言語化し、他者に伝わる形でまとめる経験を重ねたことで、分析力や表現力に成長を感じた」といった自己成長を実感する声が寄せられ、満足度100%という高い結果となりました。また、本プロジェクト以外の活動に取り組む際に、「『ミラファンプロジェクト』で学んだフレームワークを活用できた」という感想もあり、本プロジェクトでの活動が汎用性の高い学びとなったことが伺えます。
さらに、本プロジェクトの活動を通じて、一部の業務に携わることで食品メーカーの業務理解が促進され、就職活動においても食品業界に対する興味関心が高まるきっかけにもなりました。学生からは「社員の雰囲気や商品に対する熱量を直接感じる機会となり、以前より商品に対して愛着が湧くようになった」とのコメントも寄せられ、ファン化に繋がる一歩となりました。

ミラファンプロジェクトの立ち上げ背景
若年層の取り込み強化を目的として、次世代ターゲットを掘り下げることで未来のファンと一緒に価値を創出するために、EH社主催のデカボチャレンジ※に2022年より毎年1回ビジネスクリエイション部が参加しています。
デカボチャレンジでの経験機会を提供し、新たな価値観を継続的に取り込む仕組みとして、「ミラファンプロジェクト」を2023年11月に発足しました。
「ミラファンプロジェクト」は、デカボチャレンジ参加学生と味の素AGFが共創を行う取り組みです。学生=未来のファンと位置づけ、未来のファンとの共創プラットフォーム「ミラファンプロジェクト」と名付けました。
※「Z世代×企業・自治体」の脱炭素をテーマとした事業共創プロジェクト:https://co.earth-hacks.jp/decachalle/

今後の展望
2023年~2024年は、「ミラファンプロジェクト」を通じて得られた若年層の知見を社内共有してきました。例えば、中高年層は日常生活を「オンからオフにする瞬間」にコーヒーを飲みたいニーズが多い傾向であるのに対し、若年層にとってのコーヒーは、眠気を覚ますときや頑張るときの「オフからオンにする瞬間」に飲みたいニーズがあることが見えてきました。また、若年層はマイナスをゼロでなくプラスに、ネガティブをポジティブに変換する思考が得意であるという気づきもありました。2025年はさらに取り組みを進化させ、学生が考えたアイデアを活用し、実現化に向けて進行しています。また、ビジネスクリエイション部ではデカボチャレンジおよび本プロジェクトの活動から得られた若年層の知見を活用し、2023年~2024年の本プロジェクトで出た学生アイデア全57案を事業化可否の視点で評価し、好評だったアイデアに関しては2025年度内で事業化を視野に入れ検証を進めています。並行して、Z世代や学生など、味の素AGFにはない価値観を持つ人々の考え方を取り込み、未来に向けたアイデアの種を探索するため、本プロジェクトは今後も引き続き実施していく予定です
Earth hacks株式会社とは
生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームです。CO2排出量を従来の製品と比較し、削減率(%)を表示するというユニークなアプローチ「デカボスコア」を企業や団体に提供しています。また、実際のビジネス課題を通じて社会課題の解決を考え、企業と学生が共創するビジネスコンテストプログラム「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の脱炭素社会に資するビジネス共創を促進する取り組みも推進しています。