コーヒー大事典
コーヒーと時間のおいしい関係ディナータイムに
夜はゆったり、濃い目のコーヒーを
夕食を楽しんだあとの一杯は、ちょっと濃い目のコーヒーがおすすめです。ディナーは油っぽい料理が多くなりがちですが、「濃い目のコーヒー」を飲むことで、口の中をさっぱりさせることができるからです。和食でも食後に出るお茶は、こくのある玄米茶やほうじ茶が一般的。和菓子のお供には煎茶、と食事のシーンに合わせて提供されているのです。
ただ、一言で「濃い目」といってもその濃さはさまざま。食後に楽しむなら濃さを倍にして、量を半分にするのがおすすめです。濃い目のコーヒーを飲む時に使われる「デミタス」または「デミタスカップ」と呼ばれる、小さなコーヒーカップを使ってじっくり味わえば、おいしさもひとしおです。
また、食後ならではの楽しみ方として、たとえば甘いデザートやフルーツと一緒に楽しむと、コーヒーの味わいと重なってより美味しさが際立ちます。また、リキュールのきいたチョコレートなどをつまみながらのコーヒー、というのも格別。お酒を飲める方なら、コーヒーに少しブランデーを垂らすと、大人の味わいが楽しめます。
ディナーが終わった後の、ゆったりした時間だからこそ楽しめる、さまざまなコーヒー。ぜひ、お試しを。