【簡単本格】
アイスコーヒーの
おいしいつくり方&
おすすめのアレンジレシピ

暑い季節になると、きりっと冷えたアイスコーヒーがとてもおいしく感じられます。
コンビニやカフェで手軽に楽しめる一方で「家でもおいしいアイスコーヒーが作れたらいいのに」と思ったこともあるのではないでしょうか。

実は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、ご自宅でもお店のような味わいを楽しめます。
初めておうちでアイスコーヒーを作りたいと考えている方、今作っているものよりもワンランク上の作り方を知りたい方のためにポイントをご紹介します。
ぜひチェックしてみてください。

おいしいアイスコーヒーの
つくり方&アレンジレシピ

アイスコーヒーの作り方には2通りあります

アイスコーヒーの作り方は、大きく分けると「水出しコーヒー」と「急冷式アイスコーヒー」の2種類です。それぞれの特徴とおすすめの作り方をご紹介します。

水出しコーヒーの作り方

水出しコーヒーとは、コーヒーの粉を水でじっくり時間をかけて抽出する方法です。
苦味や雑味が抑えられ、まろやかでクリアな味わいになります。

主な作り方はパックを使う方法・専用ボトルを使う方法・ドリッパーを使う方法の3つです。

パックを使う方法

水出しコーヒーパックやお茶パックで作る保方法です。パック1個につき、コーヒー粉を約15g入れたものを用意します。パックにコーヒー粉を入れ、ポットに入れて、静かに水を注ぎましょう。水の量は、パック1個につき、250mlです。

そのまま冷蔵庫に4~8時間ほど置けば完成です。なお、つけ置き時間は、お好みで調整してください。

専用ボトルを使う方法

市販の水出しコーヒー用ボトルを使用する方法です。ボトル内にフィルターがついており、コーヒー粉を入れて水を注ぎ、冷蔵庫で8~12時間程度置くだけで完成します。
初心者でも扱いやすく、手軽に本格的な味を楽しめる方法です。

沢山アイスコーヒーを飲みたい方は、一度に大量に作れる専用ボトルを選ぶことをおすすめします。冷蔵庫に入れて保存することになりますが、ボトルによって横置きができるもの、できないものがあるので、よく確認しておきましょう。

また、1杯ずつ作り、そのまま持ち運びが可能なタンブラータイプの商品もあります。毎日仕事や学校に行く際にアイスコーヒーを持っていきたい方にぴったりです。

ドリッパーを使う方法

ドリッパーにコーヒー粉をセットし、水を数滴ずつ落として抽出する「ウォータードリップ式」と呼ばれる方法です。お湯ではなく、水で長時間かけて抽出します。

少量ずつ抽出することになり時間がかかるので、手軽に作れる専用のウォータードリップサーバーを使用するのが一般的です。
ウォータードリップサーバーを使う場合の一般的な手順は以下の通りです。

  1. フィルターにコーヒー粉をセットする
  2. 水を回しながらコーヒー粉に注ぐ
  3. スプーンで全体を湿らせるようにかき混ぜる
  4. サーバーへコーヒーの入ったフィルターをセットする
  5. 専用タンクを上に載せて分量の水を注ぐ
  6. 水が全て落ちるまで待つ
  7. 氷を入れたグラスに注ぐ

使用するウォータードリップサーバーによって異なりますが、抽出までに3時間以上かかるものもあります。冷蔵庫の空きスペースがあれば、冷やしながら抽出するのもおすすめです。

コーヒーの粉から水で時間をかけて抽出する方法は少し手間がかかると感じる場合は、インスタントコーヒーを使う方法・ポーションを使う方法が向いているでしょう。

インスタントコーヒーを使う方法

インスタントコーヒーを使えば、特別な器具を用意する必要なく、アイスコーヒーを作れます。

手順は以下の通りです。

  1. インスタントコーヒーティースプーン山盛り1杯(約2g)を、耐熱グラスに入れる
  2. お湯を約90ml注ぐ
  3. インスタントコーヒーが溶けるまで、しっかりかき混ぜる
  4. 氷を適量加え、冷えるまでかき混ぜる

お好みで、ガムシロップやコーヒーフレッシュを入れましょう。
AGF®のスプレードライ製法の「ブレンディ®」インスタントコーヒーは、水に溶けるため、お水にそのまま溶かして作れます。さらに手軽に作りたい方は、ぜひご利用ください。

ポーションを使う方法

ポーションコーヒーに、水や氷を入れるだけの方法です。

手順は以下の通りです。

  1. ポーションのフタのフチをもって、開ける
  2. ポーションコーヒー(1杯分)をグラスに入れ、冷たい水を約150ml注ぐ
  3. よくかき混ぜて、お好みで氷を加える

手軽に飲みたいときや忙しいときにとくにおすすめです。

急冷式アイスコーヒーの作り方

急冷式アイスコーヒーは、通常通りホットコーヒーを抽出し、それを氷で一気に冷やす方法です。
香り高く、酸味と苦味のバランスをしっかり感じられるため、まろやかさよりもパンチのある味わいを好む方に人気があります。

基本的な手順は以下の通りです。

  1. コーヒーサーバーにたっぷりの氷を入れる
  2. ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れる
  3. 沸騰してから1~2分置いたお湯を全体に行き渡る程度に注ぐ
  4. 20~30秒ほど蒸らす
  5. 何度かに分けてお湯を注ぐ
  6. 氷を入れたグラスに注ぐ

はじめに入れた氷の大部分は溶けるため、最後に氷をプラスしましょう。
また、コーヒーサーバーに氷を入れずにホットコーヒーを作り、熱々のコーヒーをあらかじめ用意したグラスの氷の上に一気に注ぐ方法もあります。

お水に直接浸す方法

「浸漬(しんせき)抽出」と呼ばれる方法もあります。これは、コーヒーバッグを作らず、コーヒー粉をお水に直接浸す方法です。
この方法は抽出が安定しやすいため、味の違いが出にくいのがメリットです。
専用の器具などを使う必要がないため、手軽にできます。

用意するものは、コーヒー粉、お水、大きめのポット2つ、フィルター、スプーンかマドラーです。
お水に直接浸す方法は、以下の通りです。

  1. 容器にお水を500ml入れ、コーヒー粉40gを入れる
  2. マドラーやスプーン等でかき混ぜ、コーヒー粉を全体に広げる
  3. スプーンで全体を湿らせるようにかき混ぜる
  4. 冷蔵庫で8時間程度放置する
  5. フィルターを使用して別の容器にコーヒー粉を漉す

自宅でおいしいアイスコーヒーを作るコツ!

基本的な作り方について紹介しましたが、ちょっとしたコツを押さえておくとさらに専門店で味わうようなコーヒーを楽しむことが出来ます。
ここでは、水出しと急冷式、それぞれの作り方別にもっとさらにおいしくするためのコツをご紹介します。

水出しコーヒーをおいしく作るコツ

水出しコーヒーを作るにあたり、共通していえるコツとして、水にこだわるのが大きなポイントです。
急冷式とは異なり、水出しコーヒーの場合はお湯を沸騰させません。水道水をそのまま使うとカルキによってコーヒーの味わいが変化してしまうことがあるので、できれば浄水器を通した水道水を使用しましょう。または軟水のミネラルウォーターがおすすめです。

続いて、各方法別に水出しコーヒーの味や香りを本格的に引き上げるためのポイントをご紹介します。

専用ボトルを使う方法

専用ボトルを使う場合、ボトルのフィルター内に入れたコーヒー粉を、しっかり水となじませておきましょう。ボトルを1~2回程度逆さにし、コーヒー粉と水をなじませるのがポイントです。
冷蔵庫で8~12時間程抽出したら、コーヒー粉の入ったフィルターは取り出しておきます。

パックを使う方法

パックに入れるコーヒーの量は、水250mlに対し、コーヒー粉25gが目安です。
おいしく仕上げるためには、コーヒー粉にしっかりと水を浸透させるのがポイントです。そのためには、先にコーヒー粉を入れたパックを容器に入れ、そこに水を注いで作りましょう。

また、コーヒー豆の焙煎度と挽き目も重要です。パックを使う場合、深煎りの豆を細かく挽くと苦味が強くなるため、ミルクで割って飲むカフェオレに適しています。
パック使用の場合は、中煎りでサラッと仕上げるのも、おいしく作るポイントです。
浅煎りはあまりおすすめしませんが、サラッとブラックでゴクゴク飲みたい方には、中煎りの豆を中挽きで水出しにするのがおすすめです。

ドリッパーを使う方法

ドリッパーを使用する際のポイントは、ポタポタと一定のリズムで水を落とすことです。
手作業で行うのは難しいので、専用のウォータードリップサーバーを使用することをおすすめします。
また、ドリッパー内の粉の層に偏りがあると抽出ムラにつながるので、平らにならしておくのもポイントです。

急冷式アイスコーヒーをおいしく作るコツ

急冷式アイスコーヒーをおいしく作るコツは、以下の4つです。

質の良い氷を準備する

市販のロックアイスや、浄水器を通した水で作った氷を使いましょう。できあがったアイスコーヒーが濁りにくくなります。また、家庭の製氷機の氷はニオイ移りしていることがあるので、注意が必要です。

薄くならないお湯の量を計算する

コーヒーサーバーにたっぷりの氷を入れて作る急冷式では、できあがったときに氷が溶け出して薄くなってしまうことがあります。
基本的なコーヒー粉と水の量は、20gのコーヒー粉に対して水140mlが目安です。この量で作ると約100mlのコーヒーが抽出されるのですが、サーバーに入れた氷が熱いコーヒーで溶けるので仕上がる量は約200mlになります。

ホットよりもコーヒー粉は多め、お湯は少なめを意識して作りましょう。

抽出温度と時間を調整する

90~95度の熱湯を使い、できるだけ短時間で抽出することでコーヒー豆本来の風味と香ばしさを引き出せます。ゆっくり淹れると雑味が出やすくなるため、スピーディーに行いましょう。

風味が出るようにドリップする

しっかり風味を出すためには、蒸らしと抽出の2段階に分けてお湯を注ぐのがポイントです。

中央から円を描くようにゆっくりとお湯を注いだら、粉全体に行き渡るくらいの量で一度ストップしましょう。
20~30秒ほど蒸らしたら、あとは中央からゆっくりと円を描くように一定量のお湯を注いでいきます。

深煎りの細挽きを利用する

急冷式の場合、深煎りの細挽きで濃く抽出しないと、氷が溶けて水くさい味になってしまいます。コーヒー豆の焙煎度と挽き目にも、注意するようにしましょう。

プロが教える!
AGF®のコーヒーで作るアイスコーヒーアレンジレシピ

アイスコーヒーはそのままでも十分おいしいものですが、一工夫加えるだけで風味が広がり、気分転換や来客時の特別なおもてなしにぴったりの一杯になります。
ここでは、簡単にできる3つのアレンジレシピをご紹介します。

コーヒートニック

コーヒーの苦味とトニックウォーターのさわやかな炭酸を組み合わせたカクテルのようなノンアルコールドリンクです。

作り方
  1. ホットコーヒーを濃いめに淹れておく
  2. グラスに氷をたっぷり入れる
  3. グラスの2/3ほどまでトニックウォーターを注ぐ
  4. 静かにコーヒーを注ぐ

濃いコーヒーを作るのがポイントで目安はコーヒー粉15~16gに対し、お湯は100mlです。静かにグラスにコーヒーを注ぐことできれいな層ができあがります。

コーヒーフロート

喫茶店で定番の王道ドリンクです。

作り方
  1. 大きめのグラスにアイスコーヒーを注ぎ、氷を入れる
  2. バニラアイスをスプーンですくって氷の上に載せる

お好みに応じてガムシロップを加えてもよいでしょう。

アフォガート

アフォガートは、イタリアの定番デザートです。

作り方
  1. バニラアイスをカップに盛る
  2. AGF®の「ブレンディ®」ポーションをかける

本来は特殊な器具を使ってエスプレッソを淹れてから作る必要がありますが「ブレンディ®」ポーションがあれば、簡単に作ることが可能です。

AGF®のブランド紹介

ブレンディ(R)

本格的なコーヒーを楽しみたいけれど、丁寧に水出ししたり、ドリップしたりする時間が取れない方もいるでしょう。お手軽に本格的なコーヒーを楽しめるようにインスタントコーヒーやスティックタイプのラインナップも充実しています。

スプレードライ製法の「ブレンディ®」は、簡単に水に溶けるのが特徴です。お湯で溶かしてから氷を入れると量や濃さの調整が難しくなることもありますが、水で作れる「ブレンディ®」ならその心配もありません。

また、ミルクや水を注ぐだけで簡単に味わい豊かなコーヒーを楽しめるポーションタイプの希釈飲料もご用意しました。無糖タイプと甘さ控えめの2種類です。どちらも深煎りコーヒーならではの豊かなコクと香りが楽しめます。

「ブレンディ®」はカフェオレにぴったりな味わいで、ミルクとの相性も抜群です。バニラアイスとあわせるコーヒーフロートやアフォガートにもご活用ください。

ちょっと贅沢な珈琲店(R)

「ちょっと贅沢な珈琲店®」は、豊かなコクと深く濃い香りが特徴的な商品です。レギュラーコーヒーのほか、ドリップコーヒーも充実しています。

手軽においしいアイスコーヒーを楽しみたいのなら「ちょっと贅沢な珈琲店®」のドリップコーヒーはいかがでしょうか。プレミアムドリップシリーズや地元ブレンドシリーズ、ドリップパックのほか、通販限定の特別な商品もご用意しています。

マキシム(R)

淹れたての豊かな香りとまろやかな味わいが特徴的な「マキシム®」は、レギュラーコーヒーのほか、インスタントコーヒー、 スティックタイプの商品を展開しています。

レギュラーコーヒーの「マスターおすすめのブレンド」は、風味鑑定士の資格を持つコーヒーマスターによるこだわりのブレンド設計のコーヒーで、コクと酸味、苦味の絶妙な調和を楽しめます。
また、インスタントコーヒーはコクが強めで酸味と苦味を抑えているのが特徴です。まずはストレートでお愉しみください。

インスタントコーヒーの技術

インスタントコーヒーといえば手軽さにこだわった商品と思われがちですが、近年の技術革新によりインスタントコーヒーでも本格的な風味が楽しめるようになってきました。
AGF®では製造工程にこだわり、非常にクオリティの高いインスタントコーヒーを開発しています。

インスタントコーヒーには、2種類の製法があります。

ひとつめが「ブレンディ®」で採用しているスプレードライ製法(噴霧乾燥法)です。濃縮したコーヒー液を霧状にして熱風を当て、水分を蒸発させることで空気を含んだコーヒー粉に仕上げる方法です。

このままでも水に溶けますが、AGF®ではさらに独自の技術によるひと工夫を加えています。 一度コーヒー粉を砕いて空気を抜き、それを再びくっつけることで、冷たい水や牛乳にもより溶けやすくしました。朝の忙しい時間でも手軽にさっとおいしいアイスコーヒーを楽しめます。

ふたつめが「マキシム®」、「ちょっと贅沢な珈琲店®」で採用しているフリーズドライ製法(真空凍結乾燥法)です。凍らせたコーヒー液を細かく砕き、真空状態でゆっくり乾燥させて仕上げます。 低温で仕上げるため、豊かな香りを楽しめるのが特徴です。

AGF®では品質管理を徹底しており、風味評価に関する仕組みや衛生管理にも力を入れています。おいしくて香りも豊かなインスタントコーヒーをホットでもアイスでもお愉しみください。

味の素AGF㈱の公式SNSでアイスコーヒー&アイスカフェオレの新しい楽しみ方を発信中

⚫︎AGF®コーヒーができるまで!|コーヒーを楽しむ | 味の素AGF株式会社