執筆:2025年8月
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バスケットボールとコーヒーの共通点とは?
一見、全く違う世界に見えるかもしれませんが、どちらも人を笑顔にし、地域を元気にする力を持っています。群馬県太田市を拠点に活動するB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズと、同じく太田市に生産拠点を構える味の素AGF株式会社(以下、味の素AGF)。地域に根ざした企業・団体として、持続可能な社会づくりと地域活性化を目指す取り組みを共に進めてきました。2025年6月に地域社会貢献活動の第2弾として、「父の日 親子木工クラフト体験会」を開催しました。
笑顔あふれる親子木工クラフト体験会
「応援する人を応援する」
そんな想いを胸に、群馬クレインサンダーズと味の素AGF(株)は一般公募で集まった14組28名の親子を招き、「父の日 親子木工クラフト体験会」を群馬県前橋市にあるサンデンフォレストで開催。当日は群馬クレインサンダーズの細川一輝選手、池田親平アシスタントコーチが参加し、前橋市の阿久澤萌市議も駆けつけてくれました。
このイベントの背景には、群馬クレインサンダーズと味の素AGFが2024年に締結したオフィシャルパートナー契約があります。地域社会貢献活動の第1弾は、2024年9月に特別支援学校の児童・生徒を対象にしたバスケットボール体験会を実施。第2弾となる今回は父の日に合わせて、親子で自然とふれあいながら、ものづくりを楽しむ体験型イベントが企画されました。
参加者は、選手と一緒に丸太切りやコースターづくり、どんぐりなどをボンドでつけて飾るフォトフレームづくりなどに挑戦し、親子で世界にひとつだけのクラフト作品を完成させました。子どもたちが自分の作品を発表する姿を、目を細めて見守るお父さんたち。父の日を彩る心温まるひとときとなりました。
みんなで群馬の自然環境を学ぶ
このイベントには、ただ楽しい時間を過ごすだけではない、深い想いが込められています。
味の素AGFは、自然の恵みを守る「AGF®ブレンディ®の森」活動を通じて、環境と人とのつながりを育んできました。この日のイベントも、親子が一緒に木工クラフトに挑戦することで、家族の絆を深めるだけでなく、手にした木材や木の実が、豊かに存在し続けるために必要なことを考える機会として実施しました。例えば獣害対策など、森の生態系をいかに守るかという視点からも、自然の大切さを体感してもらいたい。そんな願いを込めています。
一方、群馬クレインサンダーズの選手たちにとっても、ファンと直接ふれあえるこの場は特別な時間。イベントに参加した細川選手は「私たち選手にとっても、応援してくれるファンと直接触れ合う、応援してもらっていることが実感できるとても楽しいイベントでした」と感想を届けてくれました。
イベント終了後、参加者からもさまざまな声が寄せられました。
「森や水、そして動物について色々なことを教えてもらえて楽しかった」
「生まれて初めて木に焼印を押しているところを見た」
「憧れの選手と一緒に丸太切りができて嬉しかった」
など、子どもたちの目線から語られる言葉には、体験の新鮮さと喜びが詰まっていました。
また参加者だけでなく、関係者からも今後に期待を寄せる言葉をいただきました。
阿久澤萌市議は「森と私たちの繋がりを学ばせていただくと同時に、赤城南麓の森や水資源を企業の手で守っていただいていることについて改めて感謝したい。」と語り、群馬クレインサンダーズの阿久澤毅社長は「地域社会への貢献を目的としたイベントを、今後も定期的に一緒に企画していきたい」と今後への意欲を示しました。
これからも育んでいく地域社会貢献への想いと共創の輪
選手と子どもたちが一緒に木を削り、焼印を押し、世界にひとつだけの作品を完成させる時間は、単なるイベントを超え、地域とファン、企業とスポーツ、家族と自然がつながる「共創」のひとときでした。
「自分たちが住んでいる群馬県に味の素AGFの工場があることを初めて知った」
「これからは、群馬クレインサンダーズも味の素AGFも両方応援したい」
といった声が寄せられ、地域への理解と共感が広がる機会にもなりました。
この気づきを大切にしながら、「AGF®ブレンディ®の森」活動や群馬クレインサンダーズのCRANE THUNDERS ONGAESHI※との連携などを通じて、私たちはこれからも「応援する人を応援する」想いを胸に、地域のみなさまとともに社会貢献の輪を広げ、深めていきます。
- CRANE THUNDERS ONGAESHIとは
群馬クレインサンダーズが、ファンや地域への感謝の気持ちとして実施する社会的責任イニシアティブ - 組織名や所属、肩書、業務内容、商品情報等を含むすべての記載内容は、各取材及び執筆時点のものです。
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