執筆:2025年4月
読了目安:約5分
暑さが増す季節、思わず手が伸びるのはやっぱり冷たい飲み物。でも、アイスコーヒーやアイスティーはお湯を沸かしてから冷まさないと作れない…。そんなちょっとした手間をなくして、冷たい水やミルクですぐに作れるのが、2025年3月に発売された「ブレンディ®」ポーションシリーズです。フレーバーは濃縮コーヒー無糖、濃縮コーヒー甘さひかえめ、キャラメルカフェオレベース、甘熟苺オレベース、紅茶、抹茶オレベース、フルーツティー 3種類の果物ミックス、全7種類を展開しています。今回は「ブレンディ®」ポーションの開発を担当した上山さんと松村さんからお話をお聞きします。
「何で割ってもおいしい」を目指した新フレーバーの味づくり
「ブレンディ®」ポーションの開発・企画を担当したコンシューマービジネス部の上山さんは、商品の特徴を次のように説明します。
上山さん:
元々ポーションタイプの商品は、アイスのドリンクが手軽に作れて、しかもおいしいということが特徴です。今回新しく「フルーツティー」というフレーバーが登場しました。このフルーツティーを開発するにあたっては、お好きな味や割り方を気分に合わせて自由にお楽しみいただきたいという想いを込めました。
商品の味づくりを担当した開発研究所の松村さんは、今回の発売は味の素AGFとしても力を入れていると語ります。
松村さん:
今回のフルーツティーでは、「何で割ってもおいしい」に重点を置き、風味づくりにこだわりました。例えば、ミルクで希釈した際にもミルクの濃厚さに負けず、また水で割ってもしっかりフルーツの風味が感じられる味わいになるよう試作を重ねました。
上山さん:
フルーツティーでは、水だけでなく、ミルクや炭酸水で割る飲み方もおすすめしています。近年トレンドとなっているフルーツティーを自宅で手軽に飲めて、また一つでいろんな飲み方を楽しめるという点がこのフレーバーの魅力だと思っています。これまでたくさんの方にご愛飲いただいているこのポーションタイプのシリーズですが、炭酸水をおすすめしているフレーバーは初めてなんです。気温が高くなる季節にもぴったりな爽快感あるドリンクをぜひお試しいただきたいと思います。
松村さん:
紅茶に合わせるフルーツとして、どのフルーツが適しているか、というところからスタートしました。風味と味のバランスを決めるだけでなく、「いろいろな割り方でもおいしい」という点にこだわっていましたので、試作品を作っては、飲み比べ、意見交換という工程を何度も行いました。最後に、みんなが一斉に「これですね」とスッと納得した瞬間のことは、今でも強く印象に残っています。こんなにも密度の濃い部門間連携は、私のキャリアの中では初めてでした。
開発者がおすすめする「ブレンディ®」ポーションの飲み方
お二人のお気に入りの飲み方・割り方をご紹介いただきました。
上山さん:
「フルーツティー」のフレーバーでは、ミルクで割るのがとても好きです。ミルクのまろやかさとフルーツティーの爽やかさがよくマッチして、ちょっとリフレッシュしたい時にぴったりです。
また、「紅茶」フレーバーを炭酸水で割る飲み方も気に入っています。炭酸入りの紅茶と聞くと意外に感じるかもしれませんが、夏の暑い時期には爽快感があり、個人的にとても好きな飲み方の一つです。
あと、私がかき氷のシロップの代わりにおすすめしたいのが「抹茶オレベース」と「甘熟苺オレベース」!
暑さが厳しくなる季節に、ぜひお試しいただきたいアレンジです。
松村さん:
私は「濃縮コーヒー 甘さひかえめ」を豆乳で割るのが好きです。
実は個人的に豆乳のストレートが苦手なのですが、ポーションを入れると飲みやすくなると感じています。
アーモンドミルクなどのちょっと甘味のあるものに関しては、「濃縮コーヒー 無糖」などで割って飲むのがおすすめです。
「ポーション」タイプの商品をもっと知っていただきたい
上山さん:
実は今回のリニューアルには、もう1つ伝えたいポイントがあります。
それは「ポーション」という商品について、もっと知っていただきたいということです。手軽にコーヒーやお茶となると、スティックコーヒーや粉末茶などを想像する方も多いと思いますが、「ポーション」の持つ良さも知っていただきたい。そんな想いから、今年パッケージを刷新し、大きく「ポーション」と表記するなど、「ブレンディ®」ポーションシリーズのリニューアルを行っています。
これからもより多くの人にポーションの良さを体験いただき、これからも長く愛される定番商品になれたらと願っています。
松村さん:
友人から、時折「ポーションって?」と聞かれることもあり、ポーションタイプがみなさんの選択肢として浸透していってほしいと私も思っています。何十年も棚に並ぶ定番商品をみんなで作っていけるように日々チャレンジしていきたいです。
- 組織名や所属、肩書、業務内容、商品情報等を含むすべての記載内容は、各取材及び執筆時点のものです。
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