AGF®ストーリー

味の素AGF株式会社の活動や想いに迫るエピソードをお届けします。

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人とのつながり

一粒の赤い実から、島の未来へ
「徳之島コーヒー収穫祭2026」が広げる体験の輪

目次

2017年に始まった「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」は、2025年に「徳之島コーヒーアイランドプロジェクト」として新たな一歩を踏み出しました。2026年2月に開催された「徳之島コーヒー収穫祭2026」では、コーヒーチェリーの収穫から精選・焙煎・抽出までを一日で体験できるプログラムが実施されました。その一杯を通して、徳之島コーヒーの「いま」と、その先に続く未来に想いを馳せる。そんな機会になれば、というプロジェクト関係者一同の願いが込められた一日でした。

「飲む」だけでなく、「知る・感じる」コーヒー体験へ

コーヒー1杯ができあがるまでの流れを一日で体験できる「徳之島コーヒー収穫祭2026」は、コーヒーを「飲む」だけでなく、「知る・感じる」ことができる機会として企画されました。第3回目の開催となる今回の収穫祭は、2026年2月21日に開催され、島民を中心に多くの方々にご参加いただきました。

会場は、コーヒーチェリー(コーヒーの実)の収穫や精選を体験できる「農園エリア」と、焙煎・ハンドドリップを楽しめる「体験エリア」の2つ。

コーヒー農園で参加者がコーヒーチェリーを収穫している様子

「農園エリア」の会場となった徳之島コーヒー第2実証農場。ここでは、参加者がコーヒーチェリーの収穫を体験しました。赤い実は完熟している証。参加者の視線や手元からは、熟しているか否かを丁寧に見極めようとする様子が伝わってきました。

コーヒーチェリーの果肉を取り除く「パルピング」の様子

収穫後は、果肉を取り除く「パルピング(精選)」作業へ。初めてパルピングの機械を使う方も多く、一粒一粒を確かめる表情は真剣そのもの。コーヒー生産者が日々行っている作業に触れることで、一杯のコーヒーが生み出される過程を、肌で感じていただけたのではないでしょうか。

パルピングで果肉を取り除いたコーヒーの生豆を確かめる参加者

伊仙町にある直売所「百菜」の前に設けられた「体験エリア」では、味の素AGF株式会社(以下、味の素AGF)の社員がブースを出展。焙煎体験やハンドドリップ体験は、味の素AGF独自の教育プログラム「AGF®コーヒー検定」で上級プログラムに進んだメンバーたちが担当しました。参加者の皆さんは、手順を教わりながら、自らの手でコーヒー豆を煎り、挽き、抽出するという一連の工程を体験しました。

ハンドドリップを教える「AGF®コーヒー検定」上級プログラムメンバー
焙煎体験の様子

「徳之島コーヒー収穫祭2026」の参加者の声

今回の収穫祭には、過去の収穫祭をきっかけに再び参加された方、町の広報やポスターを見て興味を持った方、自宅で徳之島コーヒーを育てている方など、多くの方々にご参加いただきました。

徳之島コーヒーを手に取る参加者の様子

焙煎・ハンドドリップ体験に参加した方からは、次のような声が聞かれました。

「初めてコーヒーを焙煎しましたが、思っていたよりも難しかったです」

「ハンドドリップの方法次第で、こんなにも味が変わることに驚きました」

「今日の体験をきっかけに、家でもハンドドリップでコーヒーを淹れてみようと思います」

焙煎したコーヒーを持ち帰る参加者の様子

収穫祭の賑わいや、そこで言葉を交わす人たちの様子は、「徳之島コーヒーアイランドプロジェクト」が描く未来の一端を映し出しているようでした。

生産支援から「徳之島コーヒーアイランドプロジェクト」へ

徳之島での取り組みのはじまりは、2017年6月に始まった「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」でした。伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社、そして味の素AGFの4者が連携し、台風被害や土壌改良、精選設備の不足といった課題に向き合いながら、「徳之島産のコーヒーを次の世代へ引き継いでいく」ことを目指してきました。

2026年収穫祭:参加者の皆さん

その背景には、40年以上前から徳之島でコーヒー栽培に挑み、強い風や雨、情報の少なさといった数々の困難に向き合ってきた先人たちの存在があります。木が枯れるなどの試練に幾度となく直面しながらも、挑戦を続けてきた生産者の皆さん。「ただ、コーヒーをつくりたかった」という真っ直ぐな思いは、次第に「応援したい」「もっと知りたい」という島の人たちの共感を呼び、支援の輪を広げていきました。
そして、2025年10月、多くの島民の期待に応えるかたちで、この取り組みは次のフェーズへと歩みを進め、「徳之島コーヒーアイランドプロジェクト」として新たに動き出しました。
「アイランド」という言葉には、栽培や生産の支援にとどまらず、徳之島3町(伊仙町・徳之島町・天城町)と連携しながら、島全体にコーヒーの魅力や価値を広げていくという決意が込められています。
生豆の品質向上や生産者の拡大に加え、モデル農場づくりや体験型グリーンツーリズムとの連動を進めることで、コーヒーづくりを軸に島の未来を拓き、さらなる活性化を目指す構想です。

徳之島コーヒーを、次の世代へ

徳之島コーヒーの発展は、まだまだこれからです。気候や土壌、品種の選定、精選や焙煎の工夫など、解決すべき課題は少なくありません。しかし同時に、その変化の一つひとつが、島に暮らす人たちや訪れる人たちにとっての「気づき」や「楽しみ」につながっていくことを願い、取り組みはこれからも続いていきます。

徳之島コーヒー生産者会の皆さん

一粒の赤い実からはじまる物語が、島の未来につながる。
「徳之島をコーヒーアイランドに。」という夢は、収穫祭に集った一人ひとりの笑顔とともに、少しずつ、確かなかたちになりつつあります。

関連リンク

2025年の収穫祭の様子:商品化で見えた住民の期待! 徳之島コーヒーの可能性を育む熱意と協力の輪(AGF®ストーリー)

プロジェクト紹介:徳之島コーヒーアイランドプロジェクト|味の素AGF株式会社

  • 組織名や所属、肩書、業務内容、商品情報等を含むすべての記載内容は、各取材及び執筆時点のものです。

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