AGF®ストーリー

味の素AGF株式会社の活動や想いに迫るエピソードをお届けします。

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人とのつながり

『神山湧水珈琲』奉納10年
桜香る上賀茂神社で味わう特別なひととき

目次

味の素AGF株式会社(以下、味の素AGF)による「世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業」のはじまりは2015年。上賀茂神社の第42回式年遷宮を機に、ご神水「神山湧水」と向き合う取り組みが動き出しました。京番茶の焙煎香に着想を得て、芳醇な香りにこだわり生まれた『神山湧水珈琲』。その一杯は、神前への奉納というかたちで、10年にわたり大切に届けられてきました。そして2026年4月、『神山湧水珈琲』ドリップパック累計奉納杯数は25万杯を突破します。
この節目を記念し、春の訪れを告げる「桜」をテーマに、上賀茂神社で特別な体験をお届けしました。

悠久の歴史を持つ上賀茂神社と珈琲のつながりとは?

京都市北区上賀茂本山にある賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)、通称「上賀茂神社」は、国宝や重要文化財を有し、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている京都最古の神社です。この境内から北北西へ約2km。古代より信仰の対象として大切にされてきた神体山「神山(こうやま)」があります。その神山のくぐり水である「神山湧水(こうやまゆうすい)」は、境内の手水舎に流れ、境内の清浄を守ってきた清らかな水です。

上賀茂神社の境内に咲く紅枝垂れ桜の「斎王桜」

上賀茂神社と味の素AGFのつながりは、2015年の式年遷宮という特別な節目に始まりました。
珈琲にとって、命ともいえる水。
その清らかな水との調和を追求した特別な珈琲を神前に捧げ、より多くの方に味わっていただきたい。そんな想いを原点に、一つひとつ特別に梱包した『神山湧水珈琲』ドリップパックの奉納が続けられてきました。長く受け継がれてきた伝統と、珈琲がもたらす豊かな時間。これらを融合させて「新しい文化」として育てていきたいという共通の想いが、両者の結びつきをより深めていきました。
奉納開始から10年。その歩みが結実し、皆さまと分かち合う場として生まれたのが、今回の「桜の特別体験イベント」です。

この取り組みを担当する杉山さんは、文化事業について次のように話します。

「共同文化事業の一番の核となる取り組みは、珈琲を奉納させていただくことだと思っています。上賀茂神社様に大変お喜びいただいているからこそ、今回も国宝である本殿・権殿の前で、『奉納奉告祭』を斎行することができました。奉納した珈琲が誰かの新たな珈琲体験につながる。上賀茂神社2,600年の歴史の中でたった10年ですが、続けることの大切さを実感しております。」

奉納奉告祭の様子

珈琲も香る、自分だけのお守り「香守」をつくる

今回のイベントを彩ったのは、「特別参拝を含む香守づくり」と「桜の前で楽しむコーヒーペアリング」という2つの体験プログラムです。

香守づくり体験ワークショップの様子

香守づくりの講師を務めたのは、京都の老舗香木店・山田松香木店。
日本において“香り”は、平安時代の貴族たちが調合香で身分や教養を表現したように、古来より特別な意味を持ってきました。その奥深い香りの文化を体験するのが、今回の香守づくりです。
通常は8種類の香木を用意するところ、今回は『神山湧水珈琲』の粉と桜を加えた計10種類の素材が揃いました。参加者はそれぞれに香りを確かめながら、自分好みに調合。世界にひとつだけの香守を丁寧に仕立てていきます。
そして、香木と珈琲が織りなす香りを閉じ込めた香袋を携え、特別参拝へ。神職による祈りを受けた瞬間、香袋は「お守り」へと姿を変えるのです。

香袋に入れる素材
特別参拝の様子

参加者からの声:
「自分で香守の中身をブレンドできるなんて思っていませんでした。世界にひとつだけのお守りを作れた気がします」

「普段はなかなか上賀茂神社の本殿前まで入ることはありませんから。とてもありがたく、特別な体験でした」

香守づくりと特別参拝に続き、体験プログラムのもうひとつの主役となったのが、『神山湧水珈琲』と干菓子が互いの魅力を引き立て合う「ペアリング」です。干菓子を手がけたのは、上賀茂神社と江戸時代から深いゆかりを持つ老舗和菓子店・亀屋良長。御神紋である二葉葵と、春を象徴する桜をモチーフにした、この日のための特別な干菓子セットが提供されました。

提供された『神山湧水珈琲』と干菓子のペアリングセット
『神山湧水珈琲』を手に取る参加者の皆さま

「和菓子はあまり得意ではなかったのですが、珈琲と一緒にいただいて、こんなに合うのかと驚きました。」

思いがけない味わいの調和は、参加者の心に新鮮な発見と、特別な余韻を残しました。

上賀茂神社の中野さんは、当日の様子を次のように振り返ります。

「皆さん、香守づくりを本当に楽しそうにされていたのが、何より印象的でした。笑い声があふれる中で、このワークショップが開催できたことをとても嬉しく思っています。神社としてもありがたいことですし、ご祭神にとっても、そうした催しを境内で執り行えたことは、およろこびいただけたのではないかと拝察しています」

四季を巡り、届けたい「ふぅ。」の時間

味の素AGFと上賀茂神社の取り組みは、「四季を味わう」をコンセプトに歩んできました。春の桜、夏の蛍といった季節ごとのテーマを重ねながら、今後は秋、そして冬へと、さらに新たなひとときをお届けしていく予定です。

奉納を開始してから10年。この文化事業は、味の素AGFの歴代の社長へとバトンが受け継がれても、根底にある想いは揺らぐことはありませんでした。清らかな神山湧水との調和を追求した特別な珈琲を神前に奉納すること。その静かな歩みを、上賀茂神社とともに丁寧に重ねてきました。やがてその歩みは、訪れる人々の心に残る体験へと広がっています。企業として一貫して大切にしてきたのは、一人ひとりの日常に寄り添い、毎日をちょっと幸せなものにする「ふぅ。」を届けたいという願いです。

これからも味の素AGFは、1杯の珈琲にその想いを込めて、歩み続けていきます。

関連リンク

上賀茂神社(賀茂別雷神社)公式サイト

山田松香木店 公式サイト

亀屋良長 公式サイト

  • 組織名や所属、肩書、業務内容、商品情報等を含むすべての記載内容は、各取材及び執筆時点のものです。

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