執筆:2026年10月
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目次
コスト高、省スペース化、人手不足。外食業界を取り巻く環境が大きく変化するなか、飲料提供のあり方にも新たな工夫が求められています。味の素AGF株式会社(以下、味の素AGF)では、そうした外食店の課題に向き合うソリューションの一つとして、業務用商品ブランド「AGF®プロフェッショナル」を展開しています。なかでも近年、パウダードリンクへの関心が高まっています。なぜ今、多くの外食店がパウダードリンクに着目しているのでしょうか。実際に導入いただいているお客さまの声とともに、その特長や可能性をご紹介します。
コスト高・省スペース化・人手不足 外食店が抱える3つの課題
外食業界では、原材料費や物流費の上昇に加え、人手不足の深刻化など、店舗運営を取り巻く環境が大きく変化しています。こうしたなか、飲料提供においてもコストやオペレーションの見直しが求められています。
1. コストの上昇
原材料費や物流費の高騰が続くなか、外食店ではさまざまな面からコストの最適化が求められています。飲料についても例外ではなく、市場で流通するお茶やコーヒーなどの価格上昇が続いています。日常的に提供するドリンクの品質を維持しながら、いかにコストを抑えるかは、多くの店舗に共通する課題となっています。
2. 限られた店舗スペース
厨房やバックヤードのスペースが限られる店舗では、ペットボトル飲料などの在庫保管が負担になる場合があります。特に都心部や個人経営の飲食店などでは、限られたスペースをいかに有効活用するかが重要です。一方で、お客様からのニーズが高いお茶やコーヒーなどは欠品を避けるため、一定量の在庫を確保しておく必要があります。
3. 人手不足への対応
人手不足に加え、短時間勤務やスポットワークなど、多様な働き方が広がっています。そのため、特定の経験や知識がなくても、誰でも簡単に同じ品質を再現できるオペレーションが求められています。例えば、お茶を煮出すといった手間のかかる作業を減らし、提供までの工程を効率化することも重要なテーマの一つです。
味の素AGFでは、こうした外食店の課題に向き合うため、業務用商品ブランド「AGF®プロフェッショナル」を通じてさまざまな商品やサービスを展開しています。なかでもパウダードリンクは、コストや保管スペース、オペレーション効率化といった観点から、多くのお客様にご活用いただいています。
課題解決を支える「AGF®プロフェッショナル」とは?
味の素AGFでは、業務用商品ブランド「AGF®プロフェッショナル」を通じて、外食店やオフィスなど、さまざまな現場の課題やニーズに応える商品を展開しています。その一つが、水に溶かすだけで紅茶や烏龍茶、緑茶などをつくることができるスティックタイプのパウダードリンクです。
パウダードリンクは、茶葉から抽出したり、リキッドやペットボトル飲料を保管したりする従来の方法とは異なり、必要なときに必要な量だけを手軽に作ることができます。そのため、在庫管理や保管スペース、オペレーションの効率化といった観点から、多くのお客様に活用いただいています。
また、パウダードリンクには環境負荷の低減につながる特長もあります。ペットボトル飲料での提供と比較して、プラスチック使用量を削減することができ、容量がコンパクトなので効率よく輸送・保管することができます。さらに、賞味期限が長いことから、食品ロスの抑制にもつながります。
こうした特長は、環境面だけでなく店舗運営の負担軽減にも寄与します。ペットボトル飲料の在庫保管スペースや、使用後の容器の分別・廃棄にかかる手間を減らせるためです。限られたスペースや人員で運営する外食店にとって、ドリンクの提供方法を見直すことは、日々のオペレーション改善にもつながります。
味の素AGFでは、「AGF®プロフェッショナル」を通じて、お客様が抱えるさまざまな課題の解決に貢献できるよう取り組んでいます。
外食店のお客様の声 パウダードリンク活用で生まれた変化
「AGF®プロフェッショナル」は、実際の店舗でどのように活用されているのでしょうか。導入いただいているお客様からは、「味わいの良さ」や「オペレーションのしやすさ」に加え、新たなフード・ドリンクメニューの開発につながったという声も寄せられています。
水にサッと溶ける「AGF®プロフェッショナル」のお茶シリーズ
新宿三丁目でイタリアンバル「クッチーナバル『然』」を営む森店長も、パウダードリンクの利便性について次のように語ります。
森さん:
飲み物がなくなったとしても、すぐつくれることが便利です。
「然」では烏龍茶を定番ドリンクとして提供するだけでなく、「烏龍茶&ゴルゴンゾーラのアイス」という創作メニューにも展開しています。このメニューを考えた料理長の伊藤さんはこう語ります。
伊藤さん:
「粉末のお茶が口の中でアイスと一緒に溶け、香ばしさを与えながら、味と風味がきれいに混ざり合うのがいい。茶葉でないからこそできることが広がります。アイス以外にもお肉のマリネなどに合わせて使うこともできますね。」
レシピ紹介:マスカット紅茶モクテル
【材料】
- 「AGF® プロフェッショナル」華やかマスカット 1本
- 「AGF® プロフェッショナル」紅茶 1本
- 炭酸水 50ml
- 氷 適量
- マスカット 適量
- ミント 適量
【ベースの作り方】
華やかマスカット1本を水100mlで溶かし、5倍濃度ベースを作ります。
紅茶1本を500mlで溶かして2倍濃度ベースを作ります。
【作り方】
- 1. 氷、マスカットベース30ml、紅茶ベース70ml、炭酸水50mlを順番に注ぎます。
- 2. カットしたマスカット、ミントを添えて完成です。
担当者の想い:ブラインドテストで証明された「おいしさ」とパウダーの可能性
お客様に「AGF®プロフェッショナル」を選んでいただく理由は、使いやすさだけではありません。もう一つの大きな価値が「おいしさ」です。味の素AGFが実施したブラインド調査(回答者にメーカー名やブランド名を隠した状態で商品を評価してもらう調査)では、ティーバッグで抽出したお茶やペットボトル飲料と「AGF®プロフェッショナル」を飲み比べていただきました。その結果、緑茶、紅茶、ジャスミン茶、ルイボスティーのいずれにおいても、高い評価を得ることができました。
この結果について、業務用パウダードリンクを担当する齋藤さん(ソリューションビジネス部 ノンコーヒー開発グループ)は次のように話します。
齋藤さん:
まだまだ伸ばせる領域だと感じています。営業からも飲食店のお客様の反応が良いと聞いていますし、実際に知っていただくことで商品の良さを実感していただけるケースが多いと感じています。
一方で、普及に向けては「粉末」という形状に対する先入観という課題もあります。
齋藤さん:
調査では、『粉末』という言葉から『品質があまり良くなさそう』『おいしくなさそう』といったイメージを持たれることがあります。しかし、商品情報を伏せて飲み比べていただくと、評価はペットボトル飲料や茶葉から抽出したお茶と同等、あるいはそれ以上になることもあります。人はイメージによって判断してしまうこともあるので、その固定観念を変えていくためには、まだまだ工夫が必要だと感じています。
そこで力を入れているのが、実際に商品を体験していただく機会を増やすことです。展示会などでの試飲を通じて味わっていただくことで、商品の特長や価値をより理解いただける機会づくりに取り組んでいます。
また、商品開発の面でも可能性は広がっています。近年はオレンジやマンゴー、りんごといったフルーツ系のパウダードリンクも展開しており、ホテルの朝食ビュッフェなどで採用されています。
齋藤さん:
今後も、外食業界におけるパウダードリンクの可能性を広げながら、粉末に対する固定観念を少しずつ変えていく活動に貢献していきたいと思っています。
味の素AGFはこれからも、「AGF®プロフェッショナル」を通じて、外食店をはじめとするさまざまなお客様の課題やニーズに応えながら、「お客さま満足の向上」と「社会的価値の創出」に取り組んでまいります。
- 組織名や所属、肩書、業務内容、商品情報等を含むすべての記載内容は、各取材及び執筆時点のものです。
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